- 7マンション:トップ
- マンション購入前に知っておきたい事
- 希望住戸の上階
希望する住戸の上の階が同じ間取りとは限らない
通常マンションの住戸は、上階と下階とで同じ間取りをしています。リビングの上にはリビングがあり、寝室の上には寝室があります。
しかし、設計者はマンションの間取りを豊富に用意するためだったり、
最上階だけ特別なプランを用意するためなどのために、上階と下階で間取りを異なる設計にする場合があります。
この上下階で異なる間取りの住戸を購入すると、もしかしたら、ちょっと困ったことになるかもしれません。
[ 上階と下階で間取りが異なるマンションの断面図 ]
それは、上の階の人と部屋の使い方が異なるため騒音などの問題が発生するかもしれません。
床の厚さや、部屋の配置、壁の量など様々な要因が関係しますので全く問題ないというケースも考えられますが、
そのようなリスクは回避した方が賢明であることは間違いありません。
上下階で間取りが違うという事は、トイレやお風呂・キッチンなどの水廻りスペースの配置も多少は異なるので下階の住戸には、上階に合わせたPS(パイプスペース)が出てくることになります。
また、余計な出っ張りも出てくる可能性があります。
(※パイプスペースとは、排水のために使用する水の通り道です)
そのPSの分だけ、あなたの住戸のスペースは減ってきてしまいます。
PSのスペースは、居住スペース全体からすると僅かなスペースではありますが、部屋に凹凸ができますので家具が置きづらくなる可能性が出てきます。
希望する住戸の両隣の間取りをチェックするのに加えて、上下階の間取りもチェックする事が大切であると思います。