7mansion(幸せのマンション)
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内覧会で失敗しないためのノウハウ

いよいよ新築マンションの内覧会の日です!新しい自分の住戸を初めて見る日がやってきました。
契約をしてから、そんなに月日が経っていなくても、とっても内覧会まで長い月日のように感じられます。 そして、とてもワクワクします!
住まいにある傷や汚れを全て指摘して、完全に仕上がった状態で新しい住まいに入居したいと誰もが思います。

マンションの部屋

内覧会ではチェックしなければならない事がたくさん
しかし、傷や汚れなど確認以上に内覧会でしなければならないことがいっぱいあります。
特に大規模マンションは要注意です。大規模マンションの建設は住戸が多い分、その建設工程管理やチェック作業がとても大変です。
ディベロッパーや施工会社は総力をあげて一つ一つの住戸をチェックし完全な状態にしてから内覧会を向かえようと努力をしますが、所詮は人間の行う仕事。
どうしてもミスや見落としがあります。

重大な住戸の改修が必要となる事項の発見に注力を
それが、傷や汚れなど些細(ささい)なことならいいのですが、重大な見落としなども含まれるケースもあります。 実際に工事を行った職人がいなくなった現場で、入居完了後の住戸の修復や改修は非常に困難です。 そのようなことにならないよう、このコンテンツではアドバイスや参考になる情報を記載していきます。

住戸内では立ってばかりでなく座ってみる(視点を変える)

内覧会の時点ではソファーやテーブル・椅子などの家具はありませんので通常の場合、立ちっぱなしで住戸をチェックします。

視点を変えてみる

フローリングに座って部屋を眺めるのも一つのチェック手法です。 立った状態とは違った視点で部屋を眺めることになります。 実際の生活では座っている時間の方が長いものです。
すると意外と気が付かなかったフローリングの歪み(ゆがみ)やカウンターキッチン天板の割れなどが目に飛び込んできます。
また、大人の自分には危険ではなくとも、小さな子供には危険に感じられる箇所を発見できます。僅かな(わずかな)段差や突起物などです。

さらに、もっと視点を変えてみる

今度はフローリングに寝転びます。 ディベロッパー担当営業や施工会社の担当者がいて、ちょっと恥ずかしいかもしれませんがそこは我慢です。
天井の変異や、梁が曲がっているなどに気が付くきっかけになります。 立った視点とは、正反対のものが見えるため新しい発見があります。
ダウンライトの位置は現状の位置で本当によいのか、照明を取り付ける位置は、本当に現状のところでよいのかなど自問自答を繰り返して、納得のいく内覧会にするよう心がけます。

フローリング(特に隅)を強く踏みしめる

床一面に広がっているフローリング。 一見すると水平のように見えますが、全くの水平ではありません。 人間が作るものなので、もちろん本当の意味での水平には、なるはずもありませんが。
しかし、許容範囲というものがあります。ビー玉が勢いよくゴロゴロと転がるようでは最悪です。

フローリングの下にある床スラブを疑いましょう

また、フローリングではなく、そのフローリングの下にある 床スラブ(床のコンクリート面)がうまく養生(ようじょう)されていない可能性もあります。 (二重床のようにフローリングを床スラブに直張りせずに、間に緩衝材を入れる仕上げる場合は別ですが・・・)
床スラブがデコボコだと、その上に置くフローリングもデコボコになります。


ですので、フローリングは強く踏みしめるような感じでチェックします。"ガタつき"や"浮き"があるかもしれません。
特に部屋の隅を入念に踏んでみます。部屋の中央と踏んだ感触が異なる場合は営業担当に相談します。

窓やドア、戸、キッチンの扉、クローゼットの扉を開閉する

住戸内にある全ての扉を一度開閉します。 扉は動くところまで全開する必要があります。 途中まではスムーズに動いても、全開まですると動きがおかしい場合がありますので、注意を要します。 住戸内には、たくさんの扉があります。例えば・・・
・窓
・玄関ドア
・部屋の戸
・フスマなどの引き戸
・クローゼットの扉
・キッチンの収納扉
・ユニットバスの扉
など

そのような扉の何をチェックするのでしょうか。

何かとぶつからない?

開閉した際に、壁やテーブルなどにぶつかってドアなら人が通れなかったり、扉なら物が取り出せなかったりしなければ大丈夫です。
通常の場合は、何かとぶつかって止まるはずですので180度全開するようなドアや扉は少ないでしょう。

開けるとダウンライトと被(かぶ)らない?

ドアや扉がダウンライトの下に入る時は注意が必要です。

生活していく上で、ドアや扉を開けっぱなしにする機会もあります。 そのような時に、ダウンライトの熱でドアや扉が焦げるケースもあります。 大惨事にならないように、危険要素は入居前に取り除きます。

ドアのがたつきや隙間(すきま)はない?

立て付けの悪いものは調整してもらいます。

引き戸など、すべりの悪いものも同様です。ドアと壁の間に隙間があったり、歪んでいたら調整してもらいます。

住戸内にあるスイッチを全て押してみる

照明のスイッチはもちろんディスポーザーやブレーカー、インターホンなどのスイッチも全て押してみます。


電気が通っていなく、動作しないかもしれませんが確認のために押してみましょう。 この時点でうまく動作するかを確認しておきます。 スイッチを押してみて、正しい動作をするか確認します。 また実際に押してみることで、スイッチのある箇所を自分自身が覚える事もできます。


電気が通っていて、照明などが付く場合には思いどおりの場所の電気が付くかどうかをチェックしてみます。 予想外の場所の電気が付くこともあります。。。
おかしいと感じたら営業担当に相談します。

意外とたくさんある住戸内の忘れ物

住戸内には、意外とたくさんの忘れ物があります。 クローゼットの中や、排水口の中、ユニットバスの天井裏などに住戸を形作るための木材や釘、時には工具などがあるケースがあります。


トイレの水を溜めるタンクの中や、タンクの裏側、間接照明の中や造作家具の上などにも、不要なものが意外とあったりします。
このようなものは、生活する上で障害とならないものも含まれますが気持ちの良いものではないです。
入居前に取り除けると、綺麗な住まいが保てます。 住まいの表面だけでなく、裏側も覗いてチェックすれば、気持ちよく住まいに入居できます。